「ネットワーク系の資格ってどれを取ればいいの?」「ネットワークエンジニアのキャリアに役立つ資格を知りたい」などのように考えている人も多いのではないかと思います。
ネットワーク分野はITインフラを支える重要な領域であり、専門知識の証明として資格を取得しておくことで、転職やキャリアアップの際に大きなアドバンテージになります。とはいえ、資格の種類が多いので、自身のレベルや目的に応じて選ぶ必要があります。
この記事では、ネットワークエンジニアが資格を取るべき理由や取得のメリット、レベル別におすすめの資格を紹介します。資格取得時に注意すべきポイントもまとめているので、これからネットワークエンジニアを目指す方や、キャリアアップを考えている方はぜひ参考にしてみてください。
目次
ネットワークエンジニアは資格を取るべき?
スキルさえあれば資格がなくてもよいのではないか、と考える人もいるかもしれません。ネットワークエンジニアは資格を取ったほうがよいのでしょうか。結論から言えば、資格は取得しておくのが望ましいといえます。というのも、近年は多くのエンジニアが積極的に資格を取得しており、資格を持たないままだと競合のエンジニアに差をつけられてしまう可能性があるためです。
それによって採用市場や案件選定の場面でも評価に差が出やすく、キャリアの選択肢を狭めてしまうリスクがあります。また、資格取得を通じて体系的に知識を整理できることから、実務スキルの底上げにもつながります。
実際、これはネットワークエンジニア以外のエンジニアも含みますが、「インフラエンジニア徹底解剖:キャリア・働き方・年収・資格」に関する調査によると、「基本情報技術者」資格の保有率は3割を超えており、加えてネットワーク系やクラウド系の資格を取得して複数領域のスキルを身につける傾向が強まっているとされています。こうした動向を踏まえても、ネットワークエンジニアとして長期的に活躍するためには、資格の取得を積極的に検討する価値があるといえるでしょう。
ネットワークエンジニアが資格を取るメリット
ネットワークエンジニアは、資格を取ることでどのようなメリットが得られるのでしょうか。
収入アップにつながる
ネットワークエンジニアが資格を取得することで、収入アップにつながる可能性があります。
ネットワークエンジニアの仕事では、ネットワーク構築や運用・保守といった幅広いスキルが求められます。そのため、専門知識を客観的に証明できる資格を持っていると、企業からの評価を受けやすくなり、昇給や転職時の年収アップにつながります。また、資格取得者に対して報奨金や資格手当を支給する企業も多く存在します。
実際、上の調査によると、インフラエンジニアの年収アップの理由として『主要資格の取得』と回答した割合が30.9%で最も多いという結果になりました。このように、ネットワークエンジニアは資格を取得することで収入アップにつながる可能性があります。
顧客や企業からの信頼が向上
ネットワークエンジニアが資格を取得することで、顧客や企業からの信頼を高めることができます。
ネットワークエンジニアの仕事は、企業のITインフラを支える重要な役割を担っているため、確かな技術力と専門知識を証明する資格は、顧客から信頼を得るうえで大きな要素となります。資格を持つことで安心感を提供でき、仕事の受注や顧客との関係性の向上につながるでしょう。
さらに、社内でも資格保有者は専門的なアドバイスを求められる存在となり、プロジェクトリーダーや管理職への登用につながる可能性も高まります。このように、顧客や企業からの信頼向上とキャリア成長の両方に直結するのです。
業務理解が深まり対応力が向上する
ネットワークエンジニアが資格を取得することで、業務理解が深まり、さまざまな状況への対応力を高めることができます。
資格試験では、ネットワークの基礎理論からセキュリティ、運用・保守、トラブルシューティングまでを体系的に学ぶ必要があります。現場での経験だけでは得にくい知識を網羅的に身につけられるため、ネットワーク全体の構造や仕組みをより深く理解できるようになるでしょう。
こうした理解の深化によって、企業の規模やシステム構成に応じた効率的で安定性の高いネットワーク設計や改善提案が可能になります。また、トラブル発生時にも原因を論理的に分析し、最適な解決策を迅速に導き出せるようになるでしょう。
最新技術への学習意欲を保てる
ネットワークエンジニアが資格を取得することで、最新技術への学習意欲を保ち続けることにつながります。ネットワーク分野は技術の進化が早く、新しい通信規格やクラウド技術、セキュリティ対策などが次々と登場しています。資格試験はこれらの最新動向を反映して定期的に更新されるため、試験勉強を通じて自然と新しい知識に触れることができます。
また、資格の有効期限や上位資格の存在が、エンジニアに継続的な学習を促すきっかけにもなります。たとえば、Cisco認定資格やAWS認定資格では、更新や再試験のタイミングで最新の技術内容を習得する必要があり、これが結果的に自己研鑽のモチベーション維持につながるでしょう。
資格取得を通じて最新技術を学び続けることで、ネットワークエンジニアとしての知識を常にアップデートし、成長意欲と競争力を保ち続けることができるのです。
転職や独立で有利になる
ネットワークエンジニアが資格を取得することで、転職や独立の際に有利に働く可能性が高まります。
資格は、第三者が客観的にスキルや知識を証明する手段となるため、採用担当者やクライアントに対して能力を示すことができます。特にネットワークエンジニアは専門性の高い職種であり、資格がスキルレベルを判断する大きな基準になります。
さらに、フリーランスとして独立する場合にも、資格があることでクライアントからの信頼を得やすく、案件受注率を高める要因にもなるでしょう。このように、資格を取得することで転職や独立の際に自分のスキルを明確に示せるようになり、キャリアの選択肢を広げる大きな武器となります。
ネットワークエンジニアが取得すべき資格
では、ネットワークエンジニアはどのような資格を取得するのがよいでしょうか。エンジニアとしての経験やレベルごとに取得すべき資格を紹介します。
初級者が取るべき資格
ネットワークエンジニアとしてこれからキャリアをスタートさせる人は、まず基礎知識をしっかりと身につけることが大切です。ネットワークの仕組みやIT全般の知識を体系的に理解しておくことで、実務に入った際もスムーズに業務内容を理解できるようになります。
ITパスポート
ITパスポートは、情報処理推進機構(IPA)が実施する国家試験で、ITに関する基礎的な知識を証明する資格です。ネットワークに限らず、情報セキュリティ、システム開発、経営戦略、プロジェクトマネジメントなど、幅広い分野の基本知識を身につけられます。
ネットワークエンジニアとして働くうえでも、ITパスポートで得られる知識は役立ちます。たとえば、ネットワークの設計や運用は、システム全体の構成や情報セキュリティの考え方と密接に関係しています。そのため、IT全般の基礎を理解しておくことでプロジェクト全体の流れを俯瞰して判断できるようになり、チーム内の他職種とのコミュニケーションも円滑になります。
ITパスポートは未経験者でも比較的取得しやすく、これからIT業界を目指す第一歩として最適な資格です。
CCNA
CCNA(Cisco Certified Network Associate)は、シスコシステムズ社が認定する国際資格で、ネットワークエンジニアを目指す人に広く知られています。ネットワークの基礎から、ルーティング、スイッチング、セキュリティ、トラブルシューティングまで、実務に直結する内容を学べます。
試験では設定操作やネットワーク構成の理解が求められ、シミュレーション形式の問題も出題されます。合格することで、企業ネットワークの設計や運用に必要な知識とスキルを体系的に習得していることを証明でき、キャリアの強い武器となります。
CompTIA Network+
CompTIA Network+は、ネットワークの基礎知識を幅広く学べる国際資格です。ハードウェアやプロトコル、セキュリティ、トラブルシューティングなど、ネットワークの設計・運用に必要な要素を体系的に理解できる点が特徴です。
特定のメーカーに依存しないベンダーニュートラルな資格で、CiscoやAWSなど他の技術分野にも応用しやすく、ネットワーク入門者にとって最初の一歩として取得しておくと有効です。
試験は学科中心で、ネットワークの基本概念や機器の使い方、セキュリティ、運用やトラブル対応といった実務に直結する内容が出題されます。合格することで、ネットワークの基礎から実務レベルまでの知識を客観的に証明でき、キャリアのスタートとして大きな価値があります。
基本情報技術者
基本情報技術者試験は、IT全般の基礎知識とプログラミング、ネットワーク、セキュリティなど幅広い分野を学べる国家資格です。システム開発や運用の基本を体系的に理解できるため、IT業界全般での登竜門的な位置づけとなっています。
ネットワークエンジニアにとっても、通信の仕組みやデータの流れ、セキュリティ対策の基礎を理解するうえで有用です。試験は午前・午後に分かれ、基礎理論やアルゴリズム、ネットワーク設計、セキュリティ、データベースなどが出題されます。合格することで、ITエンジニアとしての基礎力を客観的に証明できます。
中級エンジニアが取るべき資格
ネットワークの基礎を身につけ、一定の実務経験を積んだエンジニアは、次の段階としてより高度な知識と技術の習得が求められます。ネットワークの設計・構築・運用を主体的に行い、大規模な環境でのトラブル対応やセキュリティ強化、効率的な運用を実現するためにも、上位資格を取得して専門性を高めることが重要です。
CCNP
CCNP(Cisco Certified Network Professional)は、シスコシステムズ社が認定する上位ネットワーク資格で、実務経験を積んだエンジニアがさらに専門性を高めるためのステップとして位置づけられています。
この資格では、中規模から大規模なネットワークの設計、構築、運用、トラブルシューティングを自立して行うスキルを証明できます。CCNPではルーティングやスイッチングだけでなく、セキュリティや無線、ネットワーク自動化など、より実践的で高度な内容が出題されます。
試験は複数のモジュールで構成され、分野ごとの深い理解が求められます。取得することで、ネットワークエンジニアとしての信頼性とキャリアの幅を大きく広げることができます。
LPIC-2
LPIC(Linux Professional Institute Certification)は、Linux技術者としてのスキルを段階的に証明できる国際資格で、LPIC-1からLPIC-3までの3段階に分かれています。LPIC-2はその中級レベルにあたり、Linuxサーバーの運用管理やネットワーク設定、セキュリティ対策など、実務に直結するスキルを身につけられます。
ネットワークエンジニアにとっても、Linuxはサーバー構築やネットワーク機器の管理に欠かせない存在です。LPIC-2を取得することで、サーバーとネットワークを一体的に理解し、安定したシステム運用を実現できる力を証明できます。試験では、DNS・Webサーバー・ファイアウォール設定などの実践的な内容が問われます。
AWS Certified Solutions Architect – Associate
AWS Certified Solutions Architect – Associate(AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト)は、クラウド領域での設計力と運用スキルを証明できる国際資格です。Amazon Web Servicesを活用して、スケーラブルで高可用性・高セキュリティなシステムを設計・構築できる能力を評価します。
企業システムのクラウド移行が進み、ネットワークエンジニアにもオンプレミス環境だけでなくクラウド環境の知識が求められるようになっています。この資格を取得することで、クラウド上でのネットワーク構築、負荷分散、セキュリティ設定、コスト最適化などの能力を証明できます。
試験では、AWSの主要サービス(VPC、EC2、S3など)の理解はもちろん、設計上のベストプラクティスやトラブル対応に関する知識も問われます。クラウド技術に強いネットワークエンジニアとしてキャリアの選択肢を広げたい人にとって有用な資格です。
応用情報技術者試験
応用情報技術者試験はIPAが実施する国家資格で、ITエンジニアとしての中級レベルの知識と応用力を証明できる資格です。ITに関する幅広い分野を網羅しており、システム開発・ネットワーク・セキュリティ・マネジメントなど、総合的なITスキルを証明できます。
ネットワークエンジニアにとっても、この資格は基礎技術を体系的に整理し、設計・運用・管理の各工程を俯瞰的に理解するために役立ちます。特に、ネットワーク構成の最適化や障害対応、セキュリティ設計などの場面で、より戦略的な判断を下せるようになるでしょう。
試験では、TCP/IPやルーティングといった技術的な内容だけでなく、プロジェクトマネジメントやシステム設計の考え方なども問われます。取得することで、エンジニアとしての専門性とともに、チームをリードできる実践的な知識を身につけられます。
上級エンジニアが取るべき資格
ネットワーク設計や運用の実務を十分に経験し、チームの中核として活躍できるようになったエンジニアは、さらなる専門性とマネジメント力を身につける段階に進みます。上級のネットワークエンジニアには、システム全体を俯瞰して最適なネットワークアーキテクチャを構築し、セキュリティや可用性、拡張性を高いレベルで実現する力が求められます。
CCIE
CCIE(Cisco Certified Internetwork Expert)は、シスコシステムズ社が認定するネットワーク分野における最上位資格であり、世界的にも高く評価されています。ネットワークエンジニアとして最高レベルの専門知識と実践力を証明する資格で、設計・構築・運用・トラブルシューティングのすべてを自立して行えるエキスパートであることを示します。
CCIEを取得することで、ネットワークインフラ全体の設計から最適化までをリードできる存在として、企業内外から高い信頼を得ることができるでしょう。また、国際的にも認知度が高く、グローバルに通用する資格としてキャリアの幅を大きく広げられる点も大きな魅力です。
試験は筆記試験と実技試験(ラボ試験)で構成されており、理論的な理解だけでなく、実際のネットワーク機器を使った高度な設定や障害対応スキルが問われます。
情報処理安全確保支援士
情報処理安全確保支援士はIPAが実施する国家資格で、サイバーセキュリティ分野における高度な知識と実践力を証明する資格です。情報セキュリティの専門家として、企業や組織のシステムを脅威から守る役割を担います。
ネットワークエンジニアにとってセキュリティは欠かせない重要分野です。情報処理安全確保支援士を取得することで、ネットワーク設計や運用において、攻撃対策・アクセス制御・暗号化通信などの高度なセキュリティ技術を体系的に理解し、安全なシステム構築ができるようになるでしょう。
試験では、セキュリティ技術・ネットワーク・アプリケーション・運用管理など幅広い領域が出題され、脆弱性への対応策やインシデント発生時の対応力も問われます。合格後は「登録セキスペ」として国家登録することで、継続的な研修を通じて最新の技術や法制度を学び続けることが求められます。
AWS Certified Advanced Networking – Specialty
AWS Certified Advanced Networking – Specialty(AWS認定 高度なネットワーキング専門資格)は、AWS環境における高度なネットワーク設計・実装・運用スキルを証明する上級資格です。AWSのクラウドサービスとオンプレミス環境を統合し、セキュアでスケーラブルなネットワークアーキテクチャを構築できるエンジニアであることを示します。
この資格では、VPC設計、ハイブリッド接続、ルーティング最適化、ネットワークセキュリティ、マルチアカウント環境の構成など、実務に即した高度な内容が問われます。特に、エンタープライズ規模のネットワークやマルチリージョン構成を扱うケースに対応できる専門性が重視されます。
オンプレミスのネットワーク知識に加えて、クラウド特有の設計思想やセキュリティモデルを理解することで、より柔軟かつ効率的なインフラ構築を実現できるでしょう。クラウドアーキテクトや上級ネットワークエンジニアとして、クラウドネイティブ環境での専門性を高めたい人にとって最適な資格といえるでしょう。
ITストラテジスト試験
ITストラテジスト試験は、IPAが実施する国家資格の中でも最上位に位置する試験のひとつで、ITを経営戦略の中核として活用できる高度な専門知識と企画力を証明する資格です。企業の経営課題を理解し、ITを活かして組織全体の価値向上を実現する能力が求められます。
試験では、情報システム戦略、IT投資計画、リスクマネジメント、ガバナンスなど、経営とITの橋渡しに必要な幅広い知識が問われます。特に論述問題では、ビジネス課題を踏まえたIT戦略の立案力や、リーダーとしての意思決定力が重視されます。
ネットワークエンジニアとしての技術的スキルに加え、経営視点からITインフラを設計・提案できるようになりたい人に最適な資格です。単なる技術者にとどまらず、ITを経営戦略や事業計画に結びつける立場として、CIO(最高情報責任者)やITコンサルタント、プロジェクトマネージャーなどを目指す上級エンジニアにとって有用でしょう。
ネットワークスペシャリスト
ネットワークスペシャリスト試験は、IPAが実施する国家資格の中でもネットワーク分野に特化した上級資格です。高度なネットワーク設計・構築・運用・セキュリティ管理に関する知識と実践力を証明できる資格です。
この資格では、LAN・WAN・インターネット・無線通信などの幅広いネットワーク技術に加え、トラフィック制御・冗長構成・暗号通信・セキュリティ対策といった実践的なスキルが求められます。システム全体を俯瞰し、最適なネットワークアーキテクチャを設計できる能力を磨くことができます。
取得することで、ネットワーク設計・運用のプロフェッショナルとしての信頼を得られるだけでなく、マネジメントやアーキテクト職へのキャリアアップにもつなげることができます。
ネットワークエンジニアが資格を取る時の注意点
ネットワークエンジニアが資格取得を考える時には、気をつけたほうがよい点があります。
資格取得の目的を明確にする
ネットワークエンジニアが資格を取る際には、まず資格取得の目的を明確にすることが重要です。資格の取得目的を明確にしておくことで、自分にとって本当に必要な資格を選べます。
ネットワークエンジニアに関係する資格には多様なものがありますが、キャリアの段階や今後の方向性によって最適な資格は異なります。目的を曖昧にしたまま資格取得を目指すと、時間や労力をかけても実務に活かしづらい結果になることがあります。
たとえば、企業内ネットワークの運用保守を中心に行いたい場合は、基礎的なネットワーク構築やトラブル対応スキルを証明できる「CCNA」や「CompTIA Network+」などの資格が有効でしょう。一方で、設計やセキュリティ強化といった上流工程を担当したい場合には、「CCNP」や「情報処理安全確保支援士」など、より専門性の高い資格を目指すのが適しています。
資格勉強だけに偏らないよう注意する
ネットワークエンジニアとしてスキルアップを目指す際には、資格の勉強だけに偏らないよう注意が必要です。資格は知識の証明にはなりますが、実務での応用力やトラブル対応力を養うには実際の現場経験が欠かせません。
資格試験では理論的なネットワーク構成や設定手順を学べますが、実際の業務では想定外のトラブルや環境ごとの制約が発生します。こうした状況に対応するには、実務経験を通じた柔軟な判断力が必要なのです。
そのため、資格勉強と並行して社内プロジェクトや検証環境での実践を積むことが重要です。座学だけでなく、実際に手を動かすことで学んだ知識が確実に身につき、現場で通用するスキルへと変わるでしょう。
継続的なスキルアップを意識する
ネットワークエンジニアは、資格を取得したあとにも継続的なスキルアップを意識することが大切です。
技術の進化が早いIT業界では、一度資格を取得しただけでは知識がすぐに古くなってしまう可能性があります。特にネットワーク分野は、クラウド技術の普及やセキュリティ要件の高度化など、数年単位で求められるスキルが変化しています。そのため、資格を取得した後も最新の技術動向を学び続ける姿勢が欠かせません。
このように、資格取得後もスキルアップを継続して行うことでネットワークエンジニアとしての専門性を高め、長期的にキャリアを築いていくことができるでしょう。
資格以外でネットワークエンジニアが高めるべきスキル
ネットワークエンジニアは資格を取得することで、ネットワークに関する知識やスキルを証明できます。ただ、こういった技術力以外にもネットワークエンジニアが高めるべきスキルがあります。
プレゼン力
ネットワークエンジニアにおいては、プレゼン力も重要です。
ネットワークエンジニアはシステム構築や運用だけでなく、クライアントや社内関係者に技術内容をわかりやすく説明する機会が多いです。技術的な内容を専門外の人に正確かつ簡潔に伝えるスキルがなければ、理解や信頼を得ることが難しく、プロジェクトの円滑な進行にも支障をきたしてしまうでしょう。
さらに、プレゼン力はチームマネジメントにも役立ちます。エンジニア同士での情報共有や進捗報告の場で、論理的かつ説得力のある説明ができれば、チーム全体の理解度と生産性を高めることができるでしょう。
コミュニケーション力
ネットワークエンジニアとして活躍するためには、コミュニケーション力を高めることも大切です。
ネットワークエンジニアの業務は、単に機器の設定やネットワークの設計を行うだけでなく、クライアントや社内の他部署、協力会社など多くの関係者と連携しながら進めることになります。そのため、相手の要望を正確に理解し、自分の意見や技術的な説明をわかりやすく伝えるコミュニケーション力が欠かせないのです。
円滑なコミュニケーションができることで、トラブルの早期解決やプロジェクトの効率的な進行につながるでしょう。
マネジメントスキル
ネットワークエンジニアとしてキャリアを伸ばすためには、マネジメントスキルを身につけることも重要です。
ネットワーク構築や運用の現場では、複数のエンジニアや外部ベンダーが関わるため、進行管理や役割分担、品質の維持などを的確に行う力が求められます。特に上流工程を担当するようになると、技術力だけでなくチームをまとめて成果を出す能力が評価されるようになります。
さらに、マネジメントスキルを持つエンジニアは、メンバーのスキル成長やモチベーション管理にも貢献できます。メンバー1人ひとりの強みを理解し、適切な役割を与えることでチームの生産性を高めることができるため、企業から求められる人材になることができるでしょう。
AIスキル
ネットワークエンジニアとして今後のキャリアを広げるためには、AIスキルを身につけることも有効です。
近年、ネットワークの自動化や運用効率化が進む中で、AIを活用したシステムの導入が増えています。AI技術を理解し、ネットワーク運用に応用できるエンジニアは評価されやすいでしょう。
特に、トラフィックの最適化や障害の予測など、AIを使って問題を未然に防ぐ仕組みづくりは今後のネットワーク管理に欠かせないスキルとなるはずです。
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ネットワークエンジニアは資格を取得することで、基礎知識を体系的に身につけられるだけでなくスキルの証明にもなり、転職やキャリアアップの際に大きな強みとなります。資格を取得し、実務経験を積みながら専門性を高めることで、より高単価で自由度の高い働き方を実現できるようになるでしょう。中でも、フリーランスは、スキルを活かして多様なプロジェクトに関わりたい人や、収入アップ・働く場所の自由を求める人にとって非常に魅力的な選択肢です。
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